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ツール・ド・おきなわ2009 大会会長あいさつ

大会会長 島袋吉和

昭和62年の沖縄海邦国体における自転車競技開催を契機に、平成元年より「熱帯の花となれ、風となれ」をテーマに、北部12市町村を廻るサイクルスポーツの祭典「ツール・ド・おきなわ」を開催し、今年で第21回目を迎えます。

これもひとえに、北部地域12市町村住民のご協力、特別協賛の全日本空輸株式会社様をはじめとする各企業様、関係各位のご指導 ご支援の賜物であり深く感謝申し上げます。

 

本大会は、北部地域における観光、文化の振興をはじめ、地域づくりや健康増進への貢献。本県におけるサイクルスポーツの普及・振興ならびに国際交流・協力等の公益の増進に寄与することを目的に開催するもので、沖縄県さらには、全国の各種団体の協力を得ながら実施してきました。

回を重ねるごとに北部地域または、離島地域の連帯が培われるなど、「ツール・ド・おきなわ大会」の事業効果は、多方面に渡る波及効果を生みだしているものと確信しているところであります。

 

参加者は年々増加傾向にあり、昨年の大会では過去最多の3,487名の参加者になりました。今年の第21回大会を迎えるにあたり、皆様に愛される大会であり続けるべく、運営の充実・強化を図っているところです。

 

今大会は昨年に引続き、名護市街地でのプロ選手によるレースを名護市民や各種団体、企業、大会関係者の方々の協力を得ながら実施し致します。レースを間近で観戦することにより、自転車レースの迫力や楽しさを感じることができるとともに、選手、観客が一体となり、会場が熱気に満ち溢れることと期待します。

 

市民レース部門におきましては、今や「ロードレースの最高峰」とまで言われる「ツール・ド・おきなわ」の200kmレースをはじめ、小学生レースを含め8つのカテゴリーに分け実施致します。各参加者がそれぞれのレースで競い合い熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

 

サイクリング部門につきましては、本島一周サイクリング(313km)、やんばるセンチュリーライド(189km)などのロングライド系のサイクリングをはじめ、距離を80kmから100kmに延ばしたチャレンジサイクリング、小学生から参加でき、美しい西海岸をゆっくり走ることができる恩納村ファミリーサイクリング、身障者へのサイクルスポーツと係わる機会を創出し、サイクルスポーツを通した「輪」を広げることを目的とした、バリアフリーサイクリングなど、どの種目を選んでも、それぞれが特色のあるサイクリングとなっています。

また、今大会よりグレードアップしたプレミアムサイクリングでは、琉球の歴史とリゾート地 沖縄ならではの体験を交えながら一流のホテルでの宿泊を含め、今までにないサイクリングを実施致します。

さらに、北部3離島でのサイクリングでは、島独自のオリジナルな体験を交え、日常とは違った時間を過ごすことができることと思います。

 

恒例になりました外国選手と本地域児童生徒との国際交流につきましては、受け入れる各学校が趣向を凝らし選手を歓迎し、自転車をとおして国際交流の輪を広げていきたいと思います。

 

今大会の募集受付は8月1日(土)より行います。オフィシャルホームページや、携帯電話から申込受付ができるようにしています。

これから、大会の開催に向け、万全な体制のもと取り組みを強化していく所存でございます。

 

平成21年7月31日

大会会長(名護市長)島 袋 吉 和

 

(2009年7月31日)

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