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ツール・ド・おきなわ2010 大会会長あいさつ

大会会長 稲嶺 進

昭和62年の沖縄海邦国体における自転車競技開催を契機に、平成元年より「熱帯の花となれ、風となれ」をテーマに、北部12市町村を廻るサイクルスポーツの祭典「ツール・ド・おきなわ」を開催し、今年で第22回目を迎えます。

これもひとえに、北部地域12市町村住民のご協力、各企業様、関係各位のご指導 ご支援の賜物であり深く感謝申し上げます。

 

本大会は、北部地域における観光、文化の振興をはじめ、地域づくりや健康増進への貢献。本県におけるサイクルスポーツの普及・振興ならびに国際交流・協力等の公益の増進に寄与することを目的に開催するもので、沖縄県さらには、全国の各種団体の協力を得ながら実施してきました。

回を重ねるごとに北部地域または、離島地域の連帯が培われるなど、「ツール・ド・おきなわ大会」の事業効果は、多方面に渡る波及効果を生みだしているものと確信しているところであります。

 

大会への参加者は毎年増加しており、昨年度は過去最多の3,815名が参加しました。

今大会におきましては、4,000名の参加を目標に趣向をこらし新しい企画を取りいれております。

 

まず1つめは、まちなかでの開催です。昨年度までは、1日目がまちなか、2日目が名護市民会館を主会場として開催致してきましたが、今大会では、レース・サイクリングのスタート及びレースのゴール、表彰式やふれあいパーティーなど、2日間の日程をまちなかで開催いたします。 まちなかでの開催により市民と参加者の一体感を醸成し、熱気にあふれた会場をつくりだしていきたいと考えております。

 

2つ目はレースのコースを変更しております。レース後半の東村有銘から名護市源河の横断していたコースを延長し、名護市の大浦から羽地ダムを経由して、まちなかに帰ってきます。延長された種目は200kmが210kmに、130kmが140kmに、辺戸岬スタートの85kmがスタート位置を奥に変え100kmへと変更し、今まで以上に難易度が上がった過酷なコース設定となっております。

また、コースの延長にともない、新たに東村スタートの市民40kmを設定しました。アップダウンのある健脚向けのコース設定となっております。

 

ツール・ド・おきなわは、レースのイメージが強い大会ですが、今年は、サイクリング部門の充実に力を入れて企画しております。

特に人気が高いロングライドである本島一周サイクリングは、定員を大幅に増やし、離島における体験サイクリングでは、体験内容の充実とより満足できる離島を満喫したコース設定を行っております。

 

さらに、国際交流としまして、チャンピオンレースに参加する外国選手と本地域児童生徒の交流を開催し、自転車をとおして国際交流の輪をやんばるに広げていきたいと思っております

 

また、本大会による地域環境保全活動の取り組みとして、やんばるクイナ保護活動の支援を行います。

例年行っているクリーンサイクリングとあわせ、大会参加者による環境保全活動を通じた地域貢献を行い、本大会を開催することの意義をより深めていきます。

 

これから実行委員会では、大会の開催に向け、万全な体制のもと取り組みを強化していく所存でございます。

参加者の皆様・地域の皆様のご協力と、関係各位のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げ、挨拶と致します。

 

平成22年7月30日

大会会長(名護市長) 稲嶺 進

 

(2010年7月31日)

 

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